松浪の木造2階建ての古いアパートについた。
階段を昇ったいちばん奥の部屋が、朽木サンの家。
あたしは、そこに運び込まれて、ベッドに寝かされた。
全身がしびれたように、じんじんして、自分の体じゃないみたいだった。
「病院、行かなくていーんスか?」
弥勒寺が、タオルを濡らして来た。
「医者、呼んだから」
冷たいタオルが、おでこにあたる。
ぴりっとした痛みが、走った。
でも、冷たくて、気持ちいー。
「医者って、さつきサン、医者なんスか?」
「なんだおめー、知らなかったのか?」
さつきサン…。
「知りませんよぉ。あのひと、こえぇんですもん」
そうこうしているうちに、外に、バイクが止まった。
低いところでひゅんひゅんいうような、マルチの音だ。
階段を駆け上がる音が響く。
トントントン。
ノックが3回。
「開いてる」
朽木サンの声と同時に、ドアが開いた。
階段を昇ったいちばん奥の部屋が、朽木サンの家。
あたしは、そこに運び込まれて、ベッドに寝かされた。
全身がしびれたように、じんじんして、自分の体じゃないみたいだった。
「病院、行かなくていーんスか?」
弥勒寺が、タオルを濡らして来た。
「医者、呼んだから」
冷たいタオルが、おでこにあたる。
ぴりっとした痛みが、走った。
でも、冷たくて、気持ちいー。
「医者って、さつきサン、医者なんスか?」
「なんだおめー、知らなかったのか?」
さつきサン…。
「知りませんよぉ。あのひと、こえぇんですもん」
そうこうしているうちに、外に、バイクが止まった。
低いところでひゅんひゅんいうような、マルチの音だ。
階段を駆け上がる音が響く。
トントントン。
ノックが3回。
「開いてる」
朽木サンの声と同時に、ドアが開いた。

