14才の地図

「まい?」

緒方くんの声。

少し、厳しくなった。

あたしは、じっと緒方くんの眼を見つめる。

緒方くんは、嘆息して、ちょっとかぶりを振った。

「判った。答えたくないなら、答えられるようにするまでだ」

ドキ。

なにか、されるの?

背筋が、冷たくなった。

「瀬嶋、わざわざご苦労だった。いずれ、改めて、礼をする」

「いえ。こちらこそ。『血狼』をやるときは、声かけて下さい。準備ととのえて、待ってます」

瀬嶋は、礼儀正しく皆に礼をして、VIPルームを出ていった。

あたしは、その後ろ姿を見送りながら、部外者を帰したんだなぁ、なんて、ぼんやり思った。

「まい。どーゆーつもりか知らんが、強情張っても、得にはならんぞ」

そんなこと、あたしだってよく判ってる。

「これは、考えたくねーことだが、おまえが『血狼』のスパイだと言う者もいる」

え?

「ちがうっ!」