思い出そうとするけれど、浮かんでこなくて、もやもやしてもどかしい。





ジッと絵を見つめたけれど思い出せそうになくて、諦めて本を閉じて元の場所へと戻した。






顔をあげると書店の店員と目が合う。





“社員のくせに立ち読みしてんじゃねーよ”って視線にそそくさと書店を後にした。




思い出せないのが何だか喉に魚の骨が刺さって取れないみたいですごく不快。





こうなったら直接本人に聞いてみようかな?





賞を獲った時のあの絵の場所を聞けば思い出せるかもしれない。





会いに来るって言ってたし、その時に聞いてみよう。