恋スル運命

中へ入ると、先ほど案内された時よりも薄暗かった。



部屋の電気は消されて、灯されてるのはベッド横の間接照明の灯りだけ。




その灯りの下で、ジョージさんが枕を背もたれにして本を読んでいた。




私が部屋へと入ると顔を上げて本をパタンと音を立て閉じる。




その音にも心臓がドキッとしてしまう。




ユーリには大丈夫なんて強がったけど、


本当は泣きたいくらい緊張してる。




だって初めて、なんですもの。




緊張しないですむ方法があるなら教えて欲しい。




『サラ、おいで……』




手を伸ばされて、その手に向かって一歩一歩進む。




進むにつれて心臓の音も加速していく。




ジョージさんの手に手を重ねると同時に強く引っ張られて、ベッドへ寝かされた。




『これから一生かけて君を愛することを誓うよ。

ずっと大切にする』




そんな言葉とそっと落とされるキス。




繰り返されるキスはやっぱりどこまでも優しくて、


少しずつ緊張も解けていく。










ジョージさんの優しいキスに、ただ身を任せたーー…