恋スル運命

『大丈夫。父も母も普段はあんなに話したりしないんだ。

気に入った証拠だよ』




「良かった……」




いきなり追い返される心配はなさそうだと安堵の息を漏らす私を、ジョージさんは最上級の笑みを浮かべて見てる。




『僕との結婚を反対されたらって心配してた?

サラも、結婚を楽しみにしてくれてたなんて嬉しいよ』




私は、結婚を楽しみにしてたから不安になってたんじゃないのに。




嬉しそうなジョージさんを見て胸がチクリと痛んだ。



心の中で謝った。これからきっとたくさん愛するから、許して、と。




何度も強くそう、思った。











『長旅で疲れたろう?部屋へ行こうか』




腰に手を回して誘導してくれるジョージさんは、私が歩きやすいようにエスコートしてくれる。




男の人にお姫さま扱いをされるのは初めてで、なんだかくすぐったい気持ちになった。