催場によく使われるスペースに、囲いのように立てられた白いつい立て。
その奥に海偉の絵が飾られてあるんだと思うとちょっとドキドキした。
入り口の前にいくつかの花輪が置いてあるのに驚く。
『お花買って持ってきた方が良かったのかしら』
美緒の呟きに無意識に頷いてた。
だって花輪のひとつにある名前が神田さんのだったから。
私は気が利かないって突きつけられてるみたい。
『海偉に花束なんて似合わないよ。気にしない気にしない。ね?』
「そう…ですよね」
大輔さんの言葉に救われながら受付けへチケットを手渡した。
チケットのない美緒たちは入場料を直接払う。
そして3人ともに渡されたリーフレット。
それには海偉の略歴と、これまでに賞を獲った絵が何枚か載せられていた。
その奥に海偉の絵が飾られてあるんだと思うとちょっとドキドキした。
入り口の前にいくつかの花輪が置いてあるのに驚く。
『お花買って持ってきた方が良かったのかしら』
美緒の呟きに無意識に頷いてた。
だって花輪のひとつにある名前が神田さんのだったから。
私は気が利かないって突きつけられてるみたい。
『海偉に花束なんて似合わないよ。気にしない気にしない。ね?』
「そう…ですよね」
大輔さんの言葉に救われながら受付けへチケットを手渡した。
チケットのない美緒たちは入場料を直接払う。
そして3人ともに渡されたリーフレット。
それには海偉の略歴と、これまでに賞を獲った絵が何枚か載せられていた。

