恋スル運命

『海偉さん。初めまして。大輔さんとお付き合いしてる加納美緒といいます。

この２人は私の職場のお友だちなの。

今日は大輔さんとそのお友だちにも会ってみたくてこうして食事をする事になったんです』





すると初めて私たち女性陣へと視線を向けた。




美緒、萌花へとゆっくりと視線が移るのが見てわかる。




そして私へと視線が移り目が合った。







私をみたその瞬間無表情だったその顔が驚きの表情へと変わった。




視線は私を捉えたまま１歩ずつ近付いてくる。





『お前……サラか？』





え？な、何！？





まだ名乗ってもいないのに何で私の名前を知っているの？






戸惑う私の目の前で立ち止まり、そして………





『やっと…会えた…っ』





そう言ってガバッと頭を抱きしめられた。