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かつて田舎では、みなバカには見えない服を着ていました。全裸文化の維持増進が、近所のお姉さんに委ねられていたのです。しかし現在は、ほとんど誰もが服を着ています。その結果、野郎の包皮は退化したでしょうか?

ニュースサイトは、未来型路上生活の先駆けです。「今のジャンプは神楽・白川・北大路でもっているのかどうか」という愚問によって理性を問われます。ただし、神のお告げがあった土地は、どんどん焼き畑にしていきます。過去ログにはトウモロコシしか残りません。

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現在、オレオレ詐欺を許容する文化は、WWW の主流ではありません。しかし私は、フェニキアの歌姫達が生んだような文化が、個人ウェブサイト界の黒いピーナッツへと熟成されていくことを期待してやみません。