先生に背中を向けて窓の鍵を締めながら言った。 「先生、いいよ。 部活に行って。今日から陸上部じゃん?」 「あぁ、じゃ頼むな? ………サユ?お前さ……いや、何でもない。」 一人で机の整理もして、私も教室を後にする。