スチャ…バキュンバキュン…!!



次の日の朝。俺は、たつやの屋敷の地下の射撃場を借りて、射撃の練習をしていた。



強くなるために…



銃を構え、標的(マト)目掛けて弾を撃つ。バキュンバキュンと響く地下。



「はぁ…はぁ…」



どれくらい経ったのかもわからねー。



「はぁ……後少しだ…け」



そう思い俺はまた銃を構えた。



ガラリ…



鉄で出来たドアが開く。顔を覗かせたのはたつやだ。たつやは、差し入れだ!と言いながら俺にサンドイッチを渡す。



「ありがとうな?」



「イヤ俺に礼言うより、旭に言ってやってくれよ!それ作ったの旭だしな?」



アキラ?旭って確か、カマだったよな?昨日の晩飯うまかったな!



「分かった!後で言っておくよ!」



「ああ!…はぁ…」



返事するなり、たつやは、大きなため息を吐いた。