私は走り出した。

多分、蒼も驚いただろう。

だって自分でも驚いた。

…こんなに蒼が好きだったなんて…

溢れる涙を片手で吹きながら

商店街を通り抜け、

私が大好きな公園に来た。

すると足がすくんで

地面に崩れるように座り込んだ。

それと同時に涙も溢れてきて、

2歳の子供のように泣いた。