私の横に転がり込んだ先生が


「弥生ひざ枕して?」




突然のリクエスト。




嬉しすぎてニヤついてしまう(笑)



「いいよ♪」




先生の頭がゆっくり私の膝に乗っかる。






「泊まる…だろ?」




上目を使って先生が聞いてきた。




「えっと………」




私は戸惑った…。



そっか……



家に来ることは泊まる可能性もあるってことだったんだよね…?



だけど泊まるって事はさ……








――私は昨日のことを思い出した。




今は髪で隠せてるけどこれ以上近寄られたら気付かれるかもしれない…




私の首に付けられた……。





「あのね……先生」





「ん?」





「…今日は泊まらないで帰るよ」





「……そっかぁ!分かった。…残念(笑)」





落ち込んだ先生の表情が私の心の中に深く刻み込まれた…。