部活~ウチら、バスケ部~中学編


佐紀 「ふー、緊張する」

友理が、港北キャプテンの言い方を真似して

友理 「じゃっ、行きましょうか?」

友理 「何?、あの態度。あれ、誰なん?」

梨沙 「港北のレギュラー3人組」

友理 「ああ、あの…200点取られた…」

佐紀、うんざりした顔で

佐紀 「もう、それは、いいよ」

友理 「自信たっぷりってトコやな?
    何か、やーな感じ」

佐紀 「港北も、お正月は、休みなんだ」

梨沙 「余裕じゃん?」

友理 「じゃあ、ウチらは、
    余裕たっぷり?」

梨沙 「ハハハ、そう言う事」

佐紀 「さっ、お願いに行こっ」

友理 「そやそや、
    神様に頼んで、絶対やっつけて
    もらうんやから」

梨沙 「へっ、神頼み?」



鈴を鳴らし、拍手を打ち、お願いをする3人

拝殿から下りてくる

梨沙 「ねっ、ねっ、何、お願いしたの?」

佐紀 「バスケットが
    上手くなりますように」

友理 「そやな。それと、あのイヤミな
    チームに勝てますように」

梨沙 「えっ、そうなの?」

佐紀 「えっ、梨沙、何、お願いしたの?」

梨沙 「それは、ひ・み・つ」

佐紀 「何なのよ。教えなさいよぉ」

梨沙 「やだもん」

走り出す梨沙。笑いながら、後を追う2人

佐紀 「もー、言いなよぉーー」

梨沙 「やだぁーーー」