部活~ウチら、バスケ部~中学編


向うから、着物姿の3人組が歩いてくる

佐紀 「あっ、あれは、港北の…」

梨沙 「そうだよ、あれ、
    港北のキャプテンだよ。

    何? あの格好。成人式?
    って、まだ中学生じゃん」

佐紀は、近づいてきた港北に、
おずおずと、声をかける

佐紀 「あのう……、明けまして
    おめでとうございます」

会釈する、佐紀、梨沙

港北キャプテン
   「あら、あなた達。
    たしか、港南の…」

佐紀 「はい」

港北キャプテン
   「うわさは、聞いてますわよ。
    コーチがついたそうね」

港北ガード
   「まだ、やってたんだ。
    少しは上手くなってんの?」

港北センター
   「今度は、100点くらいに
    しようねっ」

目を合わせられない、佐紀、梨沙

友理は3人の横柄な態度に、ムッとしている

港北キャプテン
   「次、する時は、
    いい試合にしましょうね。

    まあ、出来るかどうか、
    わからないけど。

    じゃあ、行きましょうか?」

佐紀 「……じゃあ…」

立ち去る、港北の3人組。見送る佐紀達