部活~ウチら、バスケ部~中学編


三田は、ボードに、5つの丸と三角を書く

三田 「○がオフェンス、
    △がディフェンスだ。
    例えばコイツ。
    ボールが、ここにある時、
    こちらを向いているから、
    これだけが視野に入る」

三田は、三角の底辺を延長させた線をひく

三田 「自分がコレとして、この時、
    どういう見え方をするか、考えろ。
    右にはオフェンスのコイツが居る。
    左には、コレとコレ、そしてコレ」

マーカーで、○や△を指し示す、三田

皆を見渡して

三田 「どうだ、見えたか?」

皆、自信なさそうな顔

三田 「今は、いいんだ。今日言って、
    今日見えるもんじゃなんい。

    これを頭に置いて、やっていれば、
    いつか、突然、
    見えるようになるからな」


三田 「じゃあ、まずは、ディフェンス。
    スタンスを説明する」


ホワイトボードに図を書いて説明する三田

三田 「いいな、ここにボールがある時は、
    ここにボールを入れられると2点だ

    まず、逆サイドの人間は、
    ここを狙うだろう。
    次はここ。それから、ここ。

    だから、ここの人間は
    こっちを向かなければならない。
    すると敵はこちらに動いて、
    向きを変えさせておいて、
    ここへ出てくる。だから…」

三田の話は、熱く、続いていった。