部活~ウチら、バスケ部~中学編

決心して、目をつぶって食べる、梨沙

梨沙 「あっ、いける。
    これなら、食べれるや」

母  「そうでしょう? まずいもの、
    出す訳ないじゃない。
    あなたは、食わず嫌いなのよ」

梨沙 「そうかなあ」

客  「お母さんの料理、結構、いけるぜ」

母  「でしょう?。ちゃんと、
    栄養を考えて作ってるのよ。
    それを残すなんて、
    作った人に失礼でしょ。

    でも、今まで、食べなかったのに」

梨沙 「コーチが、好き嫌いいせず、
    何でも食べろって」

母  「へー、そうなの。いいコーチね」

梨沙 「それに、ちゃんとしないと
    佐紀が、うるさいし」

母  「ハハハ、佐紀ちゃんらしいわね。
    じゃあ、今度は、ピーマン、
    食べてもらおうかしらね」

梨沙 「へへっ、コーチが、
    例外は、3つまで、いいって。

    だから、ピーマンとレバーとナスは
    まだいい」

客  「へー、どれも美味しいぜ。
    じゃ、後は何でも食べるんだな」

梨沙 「うん、一応……。
    でも、変なの、出さないでよ」

母は、悪戯っぽく笑いながら

母  「どうしようかなー」

梨沙 「そんなあ」

馴染み客と母、大笑い