制服に着替えて、体育館から
皆、出てくる

佐紀 「さっ、急がないと、授業始まるよ」

顧問がやって来る

   「おー、いたいた。さっき、
    バレー部の先生から、
    申し出があってな。
    今日から、前のように、
    体育館、使っていいって」

梨沙 「うわっ、やったー」

皆、喜びの表情

顧問 「おかげで、県大会、
    ベスト・エイトに入れたし、
    ありがとうって、言って…」

走り出す、佐紀達

雅美 「ヤッベー、早く行かないと、
    遅刻になっちゃう」

校舎に走って行く、佐紀達

一人取り残される顧問。我に返って

   「おっと、俺も、行かなくっちゃ」

校舎に走って行く、顧問



無人の廊下。チャイムが鳴ると、
生徒達がゾロゾロ出てくる

佐紀達3人も、出てくる

梨沙 「ようやく、体育館、使えんじゃん」

友理 「今度は、バスケットの練習、
    やんのかなあ」

佐紀 「どうかな?コーチのことだから…」

梨沙 「それ、言えてる」

体育館へ向かう3人