三田 「それと、平日の練習は、
5時30分まで。
5時半になったら、
何をしていても、
クール・ダウンに入るように」
梨沙 「えっ、でも今、時間が無いって…」
佐紀 「部活は、6時まで、大丈夫です」
三田 「それは、それ。これは、これ。
だらだら、長い時間やったって
ダメだ。集中しろ。
集中して、密度を上げろ。
さっきも言ったが、バスケットには
終わりの時間がある。
終った時、やり残したことが
無いようにするんだ。
いいな、今言ったことは守れ。
それが出来ないなら、
俺のいる意味が無くなるから、
コーチは辞める事にする」
三田 「仕事で、毎日は、来れないけど、
俺がいなくても、きちんとやれよ。
やらされるのではなく、
目的を持って、自分達でやるんだ。
いいな」
部員 「はい」
腕時計を見る三田
三田 「よし、今日はこれで、解散」
部員 「ありがとうございました」

