部活~ウチら、バスケ部~中学編


観覧席。

雅美の父
   「あー、ファイブ・ファウルかあ。
    痛いなあ」

梨沙の母
   「でも、
    よく頑張ったんじゃない?」

友理の母
   「ごめんなさいね。
    けど、あの子にしたら、
    上出来!」

雅美の母
   「そうよ、友理ちゃんの頑張りで
    ここまで来たんだから」

佐紀の父
   「1点差で、フリー・スローかあ。
    2本とも
    落としてくれないかなぁ」

雅美の父
   「港北だぜ。
    落とす訳ないだろう?」

佐紀の父
   「だよなあ」

雅美の父
   「待てよ、1本目入れて、
    2本目を落として、港北が、
    リバウンドを取れば、勝ちか…。

    でも、リバウンド、
    取られて、3点が入れば負ける。
    うん、これは無いな。

    そうすると、やはり2本入れて、
    3点差にして……。

    こっちは、もう、3点シュートで
    同点に持ち込んで……
    延長に、賭けるしかないなあ」

佐紀の母
   「神様……、なんとか……
    お願いします」