黒、港北6番がシュートを打つ。
ゴール・リングに、シュートが入る。
白4番の雅美は、イヤ~な顔をして
突っ立って、佐紀を見ている。
黒、港北4番がシュートを打つ。
ゴール・リングに、シュートが入る。
白の港南のベンチでは、
監督である顧問の先生がオロオロしている。
「おいっ、攻めろ!、攻めろ!」
白7番、梨沙が、3人に挟まれて、
身動きできなくなっていた。
審判の笛が鳴る。
「オーバー・タイム」
港北がボールをもぎ取って、サイドへ走る。
ゴール・リングに、シュートが入る。
笑いながらゲキを飛ばす、
黒のベンチの、港北コーチ。
ゴール・リングに、シュートが入る。
第4クォーター終盤に入ると、
オフィシャル席の横に、
大会役員が集まってきた。
コートの対面を指差しながら、
何か、相談している。
ゴール・リングに、シュートが入る。
若い大会委員が、
紙とマジックを持って、走ってきた。
ゴール・リングに、シュートが入る。
年長の役員が、
その紙に数字の[2]を、大きく書く。
ゴール・リングに、シュートが入る。
若い委員に紙を渡し、
コートの反対側を指差す役員。
その前を、試合中の選手が走っている。
港北が、パスをカットして、前へパス。
ゴール・リングに、シュートが入る。
紙を持って、急いで走り去る若い委員。
ゴール・リングに、シュートが入る。

