部活~ウチら、バスケ部~中学編


市内大会、2日目が始まった。

赤いユニフォームを着た、
佐紀達が試合をしている

相手は、港東中

手を叩きながら、大声で指示する三田

三田は、久しぶりの、昔と同じスーツ姿

その前を、選手たちが、走って行く

応援する、港南ベンチ。

ガッツ・ポーズの顧問



観覧席。

港北キャプテン達3人が試合を見ている

港北センター
   「もう、港南の勝ちだね」

港北キャプテン
   「やっぱり、
    港南が上ってきたわね」

港北ガード
   「いいチームになったじゃん」

港北キャプテン
   「私達は、どこが相手でも、
    私達のバスケットをするだけよ」

港北センター
   「そうだね」

港北キャプテン
   「さっ、気を引き締めて。
    最後、行くわよ」

くるりと、背中を向けるキャプテン

ゆっくりうなずき、
コートを見ながら、後に続く2人



長い笛が鳴る。一列に並んで、最後の挨拶

審判が、港南のほうに、手を上げる

     港南 73-61 港東

選手 「ありがとうございました」


ベンチで、港東コーチが、
三田に向かって頭を下げる

三田も、港東コーチに頭を下げる

顧問が、大きなガッツ・ポーズで、
天井に向かって叫ぶ

顧問 「よっしゃぁー。決勝だぁーー…」