次の朝、登校し、廊下を行く佐紀

友達が、声をかける。佐紀は、笑顔で返す。

   「おっはよー」

友達を見ながら廊下の角を曲がったとたん、
女の子とぶつかった。

   「あっ、ごめ……」

佐紀の目の前には女の子の制服の胸があった。

見上げる佐紀

   「うわっ、でかっ」

佐紀を上から見る友理

   「ごめんね、でか・く・て」

立ち去る後姿を見送る佐紀

   「へっ、誰?…」