佐紀の家。
家族で夕食
母 「どうなの、部活。
なんか、頑張ってるようね」
佐紀 「うん、まあまあ」
母 「そういや、この前のテスト、
少し成績が上がってたみたいね」
佐紀 「うん、少し」
父 「ほー、そうなんだ。佐紀も、
もう3年生だし、頑張らんとな」
母 「よく、
本を読んでるからかしらね」
佐紀 「わかんない」
母 「それにこの頃、おかずに文句、
つけなくなったし」
佐紀 「だって、
コーチが何でも食べろって」
父 「ほー、そうなんだ」
母 「あら、そうなの。
もうコーチさまさまだわね。
そうそう、
もうすぐ、最後の大会でしょ。
お母さんも応援に行って、
コーチにお礼、言わなくちゃね」
佐紀 「いいよ、そんなの」
父 「おっ、お父さんも行こうかな」
父の前に、手をかざし
佐紀 「お父さんは、いい」(キッパリ)
壁のカレンダー。6月12日に大きな赤丸
中に市内大会の文字。遠くで父の声がする
父 「何でだよぉ~」

