三田 「どうだ。シュートを落とすことが、
どういうことか、
少しは解ったかな?
千奈、どうだ?」
千奈 「みんなに、すまなくて……」
三田 「試合中、
みんな、ゴールを決めるために、
一生懸命走っている。
最後のシュートには、
みんなの願いがこもっているんだ。
シュートを落としたって、
自分は、痛くも何ともない。
しかし、それは、
走ってきた皆の努力や願いを、
無視するのと同じ事なんだ。
ディフェンスとの勝負に負けて、
落としたのなら、
みんなも納得してくれるだろう。
しかし、誰もが決まったと思う
シュートを落とすと、
それは、味方へのダメージが
大きいんだ。
練習でシュートが入らなくて、
どうして試合で入るんだ?
練習で出来ない事は、
試合でも出来ない」
皆、真剣に、三田を見つめている
三田 「みんなの願いのこもった
ボールなんだから、
絶対決めるという強い気持ちで、
打つんだ。いいな」
全員 「はいっ」
三田 「ようし、じゃあ、
いつもの練習に戻る。
次、4対3」
皆、ポジションに走って散って行く。
練習再開

