部活~ウチら、バスケ部~中学編


梨沙 「大丈夫?」

佐紀 「ごめん」

雅美 「ママ、佐紀、どう?」

雅美の母
   「大丈夫、ただの風邪みたい。
    ちょっと、無理したのね。
    でも、こじらせると厄介だから。

    まっ、二・三日、寝てれば、
    治る、かな?」

友理 「具合、悪いんなら、言わな。
    佐紀、頑張りすぎやで」

梨沙 「そう、そう、
    もっと、力抜いて、行こうよ」

佐紀 「ごめん。でも、キャプテンだから」

三田 「それは、違うぞ。

    早めに休めば、1日。
    無理して、倒れて、
    寝込めば、3日。

    どっちが、キャプテンとして、
    正しい?
    もっと、みんなを、信用しろ」

雅美 「そうだよ。
    もっと、私たちを信用して。
    チーム・メイトじゃない」

梨沙、笑顔で

梨沙 「お前が、言うか」

雅美 「えっ、何?」

梨沙 「ううん、
    私ら、チーム・メイトだよね」

雅美 「一緒に闘う、仲間じゃない」

梨沙 「そうそう。私ら、
    佐紀がいなくても、大丈夫だから」

佐紀、イタズラっぽく、笑いながら

佐紀 「それって、
    私なんか、いらないってこと?」

梨沙 「えっ、そういうことになるの?」

全員、梨沙を見て、大きくうなずく

梨沙 「そんなつもりじゃあ……」

全員 「ハハハハハ」

雅美の母
   「しー」

皆、小声になる

雅美 「じゃ、ほかの患者さんの
    迷惑になるといけないから」

梨沙 「佐紀ー、待ってるよ」

友理 「早う、ようなってや」

皆、手を振り、出て行く。佐紀も、手を振る

三田 「お母さんの許可があるまでは、
    練習禁止だからな」

笑顔の佐紀

佐紀 「はい」

佐紀の母に、一礼して
出て行く、三田と顧問