部活~ウチら、バスケ部~中学編


佐紀のクラス

佐紀の席に、梨沙と友理が並んで、来る

梨沙 「何で、黙ってたの」

佐紀 「ん?」

友理 「雅美のことやん」

佐紀 「ああ。だって、雅美、バスケット、
    辞める訳ないもん」

梨沙 「まっ、それは言えてるかも」

友理 「雅美、ちょっと、顔、
    変ってなかった?」

佐紀 「そう言われりゃあ…」

友理 「ちょっと、優しくなったような…」

梨沙 「毒が抜けたような…」

佐紀 「それ、言い過ぎ!」

頭をかく梨沙

梨沙 「今度は、何で?」

佐紀 「うん。先のプレーが見えないって、
    悩んでたみたい」

友理 「あれは、コーチ、言い過ぎやで」

梨沙 「そうだよ。あれは、言い過ぎだよ。

    佐紀、一度、コーチに、
    ガツンと言ってやりなよ」

佐紀 「えっ、私?」

梨沙 「佐紀、キャプテンじゃん」

佐紀 「でもー ……」

友理 「ウチらが、
    一緒に付いてったるから」

梨沙 「雅美、言う事はキツいけど、
    バスケが好きなのは、
    私らと一緒だし…」

友理 「ええ子なんよ」

梨沙 「ちゃんと、言ってよ。いい?」

佐紀 「うーん…… じゃあ、わかった」