長い笛が鳴る
「ハーフ・タイム。
よーし、みんな、集まれー」
小学生が、三々五々、集まってくる。
諭すように言うコーチ
「いいかぁ。ボールが欲しけりゃ、
言うんだ。
シュートを打って欲しけりゃ、
言うんだ。
黙ってちゃ、判らないだろう?
自分の気持ちを、相手に伝えるんだ
もっと、声を出せ。
そうすればそのうち、
言わなくても、気持ちが
伝わるようになるから。
でも今は、声に出して言うんだ。
いいなー」
「はーい」
「よーし、ちょっと、休憩」
コーチが、雅美の所へ来る
「どうした?
あまり、面白くなさそうだな」
「そんなことは……。
でも、小学生、相手では…」
「そうだな。
レベルが違い過ぎるよな。
特に、うち相手じゃあな。
それに、お前に合わせるヤツも、
いないし…、な」
コーチを見る、雅美

