歩道をバス亭へと、歩いて行く、佐紀達
梨沙 「港北、強かったじゃん」
佐紀 「うん。前より、何倍も、
上手くなってる気がする」
梨沙 「さすが、エラそうに言うだけの
ことは、あるじゃん」
梨沙が振り返る
梨沙 「コーチ。私ら、港北に、
勝てるようになるかなあ」
三田 「さあな。それは、お前達次第だ。
でも、今のままでは、
奇跡が起こらない限り、
まず、無理だな」
顧問 「奇跡かあ。奇跡ってのは、
なかなか起こらないから
奇跡なんだよなあ」
顧問をニラむ佐紀。三田の方を向いて
佐紀 「あと、何が要るんですか?
こんなに、一生懸命やってるのに」
三田 「それは、お前達で、見つけるんだ…
奇跡を起こすかもしれない、
種をな」
梨沙 「種?。奇跡の種って事?
何?、それ」
顧問 「種かあ。種があれば、育てて、
花を咲かせることも、出来るな。
逆に、芽が出ないって事も、
あるけどなっ、なっ」
楽しそうに言って、皆を見る顧問。
全員、無視。
三田 「これは、言葉で言って、
わかるもんじゃない。
自分たちで見つけて、
初めて、身になるものなんだ」
梨沙 「コーチの、ケチ」
佐紀 「奇跡の種かぁ……
どうすればいいんだろう…」

