部活~ウチら、バスケ部~中学編


コーチと顧問が入って来た

友理以外、コーチの周りに集まる

顧問 「おー、みんなぁ、惜しかったなあ」

三田は一度、友理を見て、
それから、皆を見回し

三田 「よし、皆よくやった。
    ディフェンスも
    良くなってきているし、
    シュートの精度も上がってきた。

    各自、課題が見えてきただろうから
    さらに練習をして、
    レベルを上げるように」

泣いている友理をチラッと見て

三田 「それから、今日負けたのは、
    友理がフリースローを
    落としたからと、思ってるヤツは
    いないだろうな。

    結果ああいうことになったけど」

大きな声で

三田 「佐紀っ!」

びっくりしてコーチを見る佐紀

三田 「お前が1本、
    シュートを落としていなかったら、

    パス・ミスで、
    相手に取られていなかったら、

    友理がこんなことには
    ならなかったんだぞ」

佐紀 「はい」

下を向き、唇をかむ佐紀

皆の前を歩き回りながら、
珍しく、怒った口調で

三田 「他に、1回も、シュートを
    落としてないヤツがいるか?
    ミスをしていないヤツがいるか?

    雅美、お前はどうなんだ?」

下を向く雅美

三田 「お前たち一人一人のミスが、
    仲間を辛い気持ちにさせたんだ。
    ミスを軽く考えてはダメだぞ。

    練習はな、ミスを無くすために
    やっているんだ。
    練習のミスをそのままに
    しておくから、試合に出るんだ。

    なぜ、ミスをしたか、
    どうすれば無くせるか、考えろ。
    わかったな」

全員 「はいっ」

三田 「よし、それじゃ、着替えろ。
    1試合見てから、帰るぞ」

全員 「ありがとうございました」

顧問 「よーし、それじゃあ、みんな、
    着替えて、集合なー」