そして荷物の少ない二人は、その日のうちに引っ越して来た。



私は頭痛が治らず、鎮痛剤を飲んで横になっていた。


どのくらい眠ったのだろう。



一階から聞こえる賑やかな声。



男二人で何をしているんだろう。



そんな事思っていると、ドアがノックされた。




「美園起きた?夕食できたど、一緒に食べれるか?』



そういいながら、拓也が部屋に入って来た。




ベットに寝てる私に顔を近づける。



拓也は布団をめくり私の顔を確認して、いきなりおでこにキスをした。



「ヒャー!」



思わず声が出てしまう。



その時もう一人の男早瀬係長が、部屋に入って来た。




「拓也抜け駆けは駄目だからな。それに今日美園部屋に入っていいのは俺だよ。」



今なんて言った?



今日は私の部屋に入って良いって何?



誰がそんた事言った訳。



意味が分からない。



「あのさ、夜は俺と拓也が交代で美園の部屋に行く事なったから、よろしく。」


意味分かりません。




怒っていいですか?