そこにもう一人のパンツ男早瀬が現れた。



「おはよう美園。」



何故かさわやかな笑顔の二人のパンツ男。



そんな二人を見て目眩がした。



「二人とも裸は止めて。」



「美園おれのスエットどこ?」



拓也の服は引っ越した時みんな持っていったが、前に着てた物が確かあったと思う。



「二人とも裸でウロウロしないで、今スエット探してくるから。」



私は二人分のスエットを探しだし、渡した。



朝食を食べる二人と目を合わせられずにいると、



「美園話しがあるからこっちを見て。」



顔を上げ二人を見ると、拓也が話しだした。



「今日は丁度日曜日だし、俺と早瀬はここに引っ越して来る事にした。部屋も二つ空いてるから、俺はマンションを引き払って、早瀬は会社の寮を出る。美園は今までの生活を続ければいい。そして、どちらか一人を選んでほしい。」




もう一体なんなのよ、訳の分からない事勝手に決めて!




何で二人が仲良くなってるの。





ムカつく!