何処に行くにもついてくる二人は、まさに金魚の糞状態。



たまには一人になりたい。


「美園さんあの二人に何をしたんですか?」



何もしてない、勝手に二人がそうしてるけだ。



「拓也君は美園さんの息子さんですよね。私の超タイプ、紹介してもらえませんか?」



この前まで早瀬係長がタイプだとか言ってたような、気がしたけど。



でもこの際そんな事、どうでもいい。



「拓也君の歓迎会しませんか?それと早瀬係長の歓迎会もまだだし、一緒にしたらどうかなって。美園さん賛成してくれます。」




いいと思うよ、と言うと幹事よろしくお願いしますと頼まれてしまった。



どうして、私が息子の歓迎会しなくちゃいけないの。


ふて腐れていると、誰が私の手を引っ張り、そのまま会議室に押し込められた。


何なのよういったい。



「美園俺だよ。」



そこにいたのは早瀬係長だった。




いきなり何をするの、本当に驚いた。