陵弥の言葉は私の向かうところを知らないフラフラした気持ちを、真っ直ぐに陵弥に向かわせる。 今まで男に弱味なんか見せた事なんかない私が、陵弥の前では弱くなる… そんな弱い私を陵弥の温かい腕が受け止める… 普通の男なら殴ってやる様なギザな台詞も陵弥なら許せる… 切ない様な苦しい様な… そして胸が熱くなる様な… この感情が何なのか… そんな気持ちになっても、この腕の中にいたいと、思う私はおかしいのたろうか… 陵弥に惹かれている… 強い磁石で引き寄せられる様に… 陵弥に向かって…