まだまだ私は4番目。

「うぅ…。」

達哉さんの背中が見えなくなって、私は改めて涙した。

翔は困ったように私を見ている。

当たり前だ。カップル渦巻くツリーの前で、いきなり男が現れたかと思うと、一人が去って、後から来た男が、泣きじゃくる私の前に立っているんだから。

辺りで見ていた人は、何事かと思うだろう。

翔はとにかく私をベンチに座らせて、自分も隣に座った。

そしてハンカチを差し出して来る。
私は迷うことなく涙を拭き、それで鼻をかんだ。