まだまだ私は4番目。

「申し訳ないけど…断ってください。」

「彼はな、我が社の取引先の社長の息子で、有能な人だ。きっと、瑞希も気に入る。」

「あのね、パパ。私、彼氏いるって言ってなかったっけ?」

パパは顔を思いっきりしかめた。

まずい。パパはまだ会ったこともないのに翔のこと毛嫌いしてるんだった!

「あんな奴を瑞希の相手には認めん!」

「何でよっ!翔はいい人だよ!頭もいいし、優しいし…。会ったこともないのに決め付けないでよ!」