「瑞希さん。今日は大切なお話があります。」 「えっ…。」 私もツリーから目を逸らし、達哉さんを見つめる。 達哉さんは、ポケットから小さな箱を取り出した。 そして恭しくそれを開く。 そこには…シンプルだけど可愛らしい指輪が入っていた。