私はそれを受け取り、開いてみた。
そこには、私の全く知らない若い男性が写っていた。

…あれ、これってよくテレビとかで見る光景だけど…。まさか…。

「瑞希の見合いの相手だ。」

パパは厳かにそう告げた。ママは心配そうにパパと私の両方を交互に見ている。

…お見合いって…。
私は写真をもう一度見た。