まだまだ私は4番目。

達哉さんは今までの笑顔を崩し、不意に真剣な表情になった。

その表情に私も、自分の顔から笑みが消えるのを感じた。

「瑞希さんの彼氏は…瑞希さんのことを一番に考えてくれているのかな。」

「…翔は…。」

話せば長くなるけど、私を想ってくれてる人に適当な返答をすることはできない。

だから、なんとかわかりやすく、理解してもらえるように話す努力をしよう。