「お見合い?して来たら?」

「…え。」

次の日の朝、開口一番に翔に話した私は、翔の意外すぎる返答に唖然としていた。

「瑞希のお父さんの大事な取引先なんだろ?せめて会うだけでもしないと…。お父さんの顔立ててやりなよ。」

「し…翔!嫌じゃないの?私が男と会うんだよ?」