「薫〜!行こー」

外から唯の声が聞こえる

鏡には新しい制服に包まれた私がうつっていた。


だけど顔は相変わらず笑っていない。

「薫!!速く〜」

私は急いで階段を降りてドアを開けた。


「おはよう」

私と同じ制服の唯がそこに立っていた。


「行こっか!」

私たちは駅に向かって歩いていく。



「入学式緊張する。」


「同じクラスになれるといいね。」


私たちは、高校につくまでこれからのことを話していた。


つきることなく話していると、いつのまにか八王子高校についていた。