小鳥のさえずりが響く道を通って、いつものように学校へ向かう。 「…と、そーゆぅわけだから気にしないで♪」 私は昨日の松嶋との事を、優介に説明した。 「なるほどね…」 よかった。納得してくれた。 早く伝えたいな♪ この事を…… 胸がドキドキしてきた。 まるで、 子供が母にでも隠し事をしているみたい。 けどその事をやっと口にできる みたいな不思議な気分。 私の足どりはいつもより軽くなっている。 .