実力テストが返ってきた。 ほぼ、これが志望校を決めていく基準となるものである。 それを知ってか、佳奈子は聞いてきた。 「さく、国語の点数何点だった。」 ちょうど、私と佳奈子の成績は似たようなものだった。 敵対する、佳奈子に対し、私はのんびり。 だから、余計に腹が立ったんだろう。 日に日に精神的に追い込んでいく佳奈子から私は逃げた…。 成績が絡む場合だけ…。 でも、それだけではなかった。