海斗はアゲハ蝶が逃げないよう アミを片手で押さえて背伸びをし、 辺りを見回した。 カサカサ‥‥ 後ろのヒマワリ畑から 何かが動く音がしている。 恐る恐るヒマワリ畑に目をやる海斗‥ すると‥ ダンッ!!――‥ 何かの衝撃と同じに、 海斗がしりもちをついた。