「……それでも…由乃さまの左肩を…申し訳ありません…」 「……達哉は軽い火傷だ………光…話したらどうだ?…」 「…話したら…あの事も話さなくてはなりません…大事なことは…旦那様から言われた方が…」 書斎のソファーに足を組んでいた博和は、頭をカリカリとかいて立ち 「…そうだな…帰りにまた来てくれ…二人で…」 「はい……では…」 カチャパタン 「そうか…」