「ユキはどこにいるの? 客間かな?」 「いえ、ユキ様は散歩に 出掛けられました。」 ユキが散歩って… ほんとに珍しいな。 「へぇ〜… いつ戻るんだろ…?」 僕がそう言うと メイドは、 「昼食前には戻る、 と仰っていました。」 「そうなんだぁ…。 ありがと!!」 僕がそう言って部屋に 戻ろうとしたら、 メイドがいきなり 僕の腕を掴んだ。