朝起きると、城の中が 騒がしくメイド達が 走り回っていた。 「…何だ?」 僕はベッドから 起き上がって、 パジャマのまま部屋を出た。 「あの、何かあったの?」 扉を開けてすぐ メイドを見つけた僕は、 聞いてみた。 「隣の国の、うさ耳王子が 急にお越しになりました。」 メイドはそう言った。 「ユキが来てるんだ!! 珍しいなぁ…。」