玄関に到着。父が玄関のドアノブを握った。 ギィィ… 「…」 「ようやく来たようだな」 父は話しているようだが、相手の声は聞こえない。 「ねぇーお父さん、何なのっ!?」 まだ、何か話している様子。 私、まだ着替えてないんだって!!着物がきつい…。 沙羅は父と話している相手よりも着物の苦しさのほうが気になる。 なんで、私を呼ぶのよー!!着換えさせて…。 「うわっ」 いきなり、父は沙羅の手を引き、玄関の前に引っ張り出した。 「…」 言葉を失った。