｢光里さん…｣

｢あら、夏彦さん
この方がお相手の野崎夏彦さんよ
挨拶して頂戴ね｣

｢俺、息子の広谷光太です!!
母と俺の事、よろしくお願いします!!｣

｢コウタくんの事はよく知っているよ
君の学校の受験の時、トップで入学したんだったね｣

｢えっ…!?
俺、知りませんでした…｣

｢そうだったか
………
君は、私達が結婚するのに反対じゃないのかい??｣

｢俺は…母にもう一度幸せな夫婦生活を送らせてやりたいんです｣

｢…そうか
その相手が僕でも良いのかい??｣

｢俺の母が選んだ相手ですから、見る目はあると思います｣

｢はははっ
君は面白いな(笑)
結婚したら、娘とも仲良くしてくれると嬉しいんだが…｣

｢娘さんは、おいくつですか??｣

｢アンタって馬鹿??｣

｢あれ??
ユキさん、俺ユキさんは帰ったんだと思ってました｣

｢おぉユキと知り合いだったのか｣

｢はい!!
ユキさんは……え？｣

｢あら??
コウタもしかして、夏彦さんの娘さんって知らなかったの!?｣

｢はっ!?｣

｢はあぁぁあ!!!???｣

｢コウタ、よろしくな｣

｢ユキさん……｣

｢それやめて
お姉様って呼べよ｣

｢こら、ユキ!!｣

｢ふふふ
ユキちゃん、お母さんって呼んで良いからね｣

｢お母さんは嫌だな…｣

｢!!｣

｢ママ、でも良い??｣

｢っ…ユキちゃんっ…｣

｢ユキで良いよ、ママ♪｣

｢俺はパパだな♪
コウタ、パパと呼べ!!｣

｢はっはい…｣

｢私も、母さんからママにしてっ!!｣

｢はあぁぁあ!?｣

そんなわけで…

ユキさん→姉ちゃん
母さん→ママ(ばばあ)
夏彦さん→パパ(さん)

に変更しました……