コンコン…



しばらくして聞こえたドアをノックする音。



「開いてま…すよ」



ガチャ…



あたしは、布団を被ったままなため、誰か分からない。



「し…うみ?」



っ…!!先生の声。



「向けよ!こっち…」


「……」



「な!?紫海!!」



「イヤだ!!あたし…嫌いな人には…向かない主義なの!!」



「そうかよ!!せっかく俺様が、良いもん持ってきたのによ!!」



良いもん!?



パッと顔を出すとグイッと腕を引っ張られる。




え!?



あたしは、先生の胸の中に居て、内心戸惑ってしまう。



「ほら良いもんだ」



そう言って額にキスされる。



「い良いもんだろ!?」


「え!?」



「違うのかよ!!」



「良いもん…かな?」


「なんで疑問系?」