私が用意できたのを見計らって、 「行くよ!!」 そう言って私の手を掴んだまま教室を走って出る。 廊下を全力で走る。 後ろから先生の怒鳴り声が聞こえるけど、気にしない。 だって今、走ってるだけなのに凄く楽しい!! きっとコイツなら、つまらない毎日を変えてくれる。 ううん、コイツに変えてもらいたいんだ。 この手を離したくない。 ずっと走っていたい。 私がこの感情が「恋」だと知るのは、もう少し先の話♪ END☆